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give and give を一言でいうなら「慈悲」

 「give and give」を東洋の哲学に当てはめるなら、「見返りを求めず、苦を取り除いてあげると共に、楽を与えること」、他の人たちの幸せのために見返りを求めず与えることのみを考える、東洋哲学の慈愛や利他愛の究極を表すという「慈悲」の心として理解することが出来ます。 良き行いは自分がしたことであっても他に与え、他人のした悪事については己の行ったこととして他を利する心を東洋の哲学は慈悲という2文字に表しました。今企画中のprojectである「goutas(グータス)」の頭文字である「G」は、「give and give」の「G」を示しています。goutasに関わるあらゆる情報やprojectに「give and give」の想いである、全ての人々の幸せづくりと言う目標が込められています。 日常においても慈悲の心を持って過ごして来ると、ある時点で意外なまでの良い結果や、自分でも奇跡としか思えないような良き出来事に驚き、言葉では言い表せない感動を覚える素晴らしい成果が、あきらめかけている時にも必ず起きて来るものです。不思議なことですが、私たちが共有する空間には、天が与えてくれているとしか思えない「慈悲」という無限の可能性と、人知を遥かに超えた、その同じ「創造のエネルギー」が私たちの幸せづくりのために満ち溢れています。

すべての出来事は自分に必要な“プレゼント”

 人生、一生のうちには堪え難いほど多くの問題が必ず起こるものです。家庭や職場、人間関

係やその他生活全般にわたって起きて来る諸種の問題や出来事に押しつぶされてしまうのではなく、普段から「give and give(慈悲)」の想いとその行動が対応できていれば、難問に直面した時に不平不満をストレスではなく心からの感謝に変えることも、被害者意識で自己犠牲と思い込みストレスを抱え込む全ての出来事を冷静に受け止め、自己成長の糧にすることも出来ると思います。起こる全ては自分に必要あってこそ与えられたベストな出来事(プレゼント)と謙虚に受け止めることが出来るので、心底から感謝し楽しく乗り越えられるのではないでしょうか。そんな時こそ、「慈悲」という時空に充ちる創造のエネルギーと私たちの良き想いが、共鳴現象を起こし想像以上に強力なものとなるので、現象化が起こり想いが一つ一つ実現して行くものと考えられます。

創造のエネルギーが give and give を後押し

「give and give」の実践は、一見マイナス結果が出ると思われる人も中にはいるようです

が、一時的にはともかく、ロングランでの実践は、ずば抜けて想像を超えた素晴らしい結果を生み出すものと確信します。「give and give」の心を持っての実践は、どんな方法でチャレンジしても最終的には決して失敗がなく、必要あって試練も与えられ、通常なら苦悩に堪え難く挫折するところであったとしても、強力な創造のエネルギーにバックアップしてもらうことが出来ます。創造のエネルギーの持つ「give and give創造のエネルギーパワー」により、けっこう楽しみながら、至極簡単に、バージョンアップしつつ、より健康になり若返ることができると共に、心豊かにどのような苦難も苦難と思わず乗りきれるものです。


創造のエネルギーと共鳴する

 生命は35億年の悠久の時を掛けて、進化を続け生き抜いて来ました。あらゆる全ての困難を乗り超えた体験の中で、より美しく、より豊かに、より健康に、さらに高度な機能や能力を

身に付け、やがて宇宙の深き慈悲に充ちた懐に抱かれ育まれた私たち全ての生命は、青く美しき地球の素晴らしい大自然の一部となって、それぞれが重要な使命を持って一大シンフォニーを奏でています。 太陽の流転と美しき四季の移り変わり、太陽からは一度として光熱費としての請求書が送られて来たことすらありません。水や酸素の供給、海や山、美しき空や雲の流れ、数限りない「give and give」。自然界のエコシステムと動物たちの生態。その素晴らしさや美しさは、正に人知を遥かに超えた慈悲のこころであり、私たちにつきない感謝と感動を与えてくれます。 大宇宙と生命。give and giveの創造エネルギー「慈悲」が、厳しすぎるほど厳しくも、同時に慈愛に満ち溢れて全ての生命の真の幸せを願って、その素晴らしき進化の旅路を見守り支え続けて来れました。 東洋の自然の摂理を包含した底知れず深き哲学、それは、慈愛や利他愛の究極に流れる「慈悲」による創造のエネルギーの想いや希望、将来への夢実現への活用であり幸せづくりの実践理論であると確信することが出来るのではないでしょうか。

give and takeから、慈悲の時代へ

 give and take と言うコンセプトは、一般的な人と人のお付き合いや、また、一般常識では当然のこととして正当な考え方だと思われます。ましてや、取引やbusiness においては、give and takeは、そうなくてはならない欠かす事の出来ない必須条件となっていますので誰でも充分理解できます。 しかし一方では、環境破壊や国と国との競合、利権問題、紛争に次ぐ紛争社会等を考えると、takeから、さらにバージョンアップした破壊や紛争の起きない、より幸せな人生や世界をつくることの出来る力を持ったキーワードが必要になって来ます。その重要なキーワードが「慈悲」ではないかと思われます。

「give and give」は、人に要請するものではない

give and give=慈悲の心は、 時空自在宇宙を包含する自由で奔放でいて自然界のような厳しさを持っていると思われます。決して人に求めるものではなく、要請したと同時にG&Gでは無くなってしまいます。 G&Gは、あくまでも自分自身の心の問題かと思われます。要求したり押し付けない、また、こうしてあげたんだと主張すべきことではなく、むしろ美徳という言葉があるように知恵を持って己のgive を隠すべきことかと思われます。慈愛とは、母が子に対するような慈しみの愛であり、慈悲とは天があまねく万物に進化向上して真の幸せを自らの手で取得するよう、無限に注いでくれている真実にして普遍なる究極の愛のような気がします。

家庭内や個人の人生においても同じで、経済格差、ストレス社会のために犠牲を余儀なくされ、重度の精神疾患を患い、自殺者問題は深刻化しています。薬の副作用や医原病に苦しむ人も多くいます。また、先にも書きましたが、「無縁死」が日本では年間3万2千人と発表されています。 「不条理が常である」と理解せざるを得ない現実の苦悩に直面した時、その人が傷つき戸惑う心を余裕を持って力強く支え幸せに変え、生き甲斐に充ちた状態にしてくれるだけの内容を持った思考(哲学)がなくてはならないと思います。例えばそれは、医薬に頼りすぎて益々体力を落とし、苦痛に堪え難く苦悩する人たちに対して、根本的に不健康原因を除去し不健康体質を健康体質に変え、確実に真の健康回復や健康増進、健康美や若々しさを取り戻すことの出来る「健康づくり思考」が必要なように、理不尽や自己犠牲に苦悩してもそこから抜け出し、心身共に真の幸せを得ることの出来る思考が必要になって来るでしょう。

 このような厳しい現実に直面した時、そのような厳しい状況にも関わらず、相互の心身共に幸せや健康をつくり若さと元気を確実に維持するために、どのような思考を持てばよいのか、単なる思い込みではない普遍の真実を長年模索し体験を繰り返して来ました。多くの人たちの体験と健康回復から確信を持ってお伝えできることが二つあります。その一つが「病気有効論」であり、後の一つが「give and give論」です。病気有効論は機関誌のバックナンバーを参照いただくことをお願いして、ここでは「give and give論(与えることのみ考えよ、利他愛や慈愛や慈悲の心)」について取り上げてみたいと思いますが、この説明は今後も機関誌の発刊と共に何度も皆様に購読いただき、できましたら是非ともご意見をお聞かせいただきたいと思っておりますので、よろしくお願いいたします。またこの二つのテーマは、goutas(グータス)の普及と共により多くの人たちにお伝えさせていただけるようにしたいと思います。


                               

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